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第31章: cloudflared Private Network による社内LAN接続

VPN専用ルーターやAWS/GCPのClient VPNを導入することなく、自宅やオフィスのLANセグメント(例: 192.168.1.0/24)に cloudflared を1台常駐させるだけで、Cloudflare WARPクライアント経由で社内IPへ直接アクセス できるようになります。


本チュートリアルのゴール

  • cloudflared tunnel route ip add によるプライベートIPレンジのルーティング登録
  • Cloudflare Zero Trust (WARP) 経由での社内IP(192.168.1.50 等)への透過的アクセス

Step 1: トンネルにプライベートCIDRをルーティング登録

Terminal window
# トンネル名「corp-tunnel」に対し、社内サブネット「192.168.1.0/24」をルーティング
cloudflared tunnel route ip add 192.168.1.0/24 corp-tunnel

Step 2: config.yml への WARP ルーティング記述

tunnel: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
credentials-file: /etc/cloudflared/cert.json
warp-routing:
enabled: true

Step 3: トンネルの常駐起動

Terminal window
sudo cloudflared tunnel run corp-tunnel

手元のPCで Cloudflare WARP アプリを有効化するだけで、外出先のカフェからでも ssh 192.168.1.50 のように社内サーバーへ安全に接続できるようになります。


💡 用語解説コラム

[!NOTE] CIDR表記 (サイダー)
「192.168.1.0/24」のように、IPアドレスの範囲(サブネット)を簡潔に表現する表記法。トンネル経由でルーティングする社内LANの範囲指定に使われます。

[!NOTE] Cloudflare WARP
DNS暗号化やZero Trustセキュアトンネルを提供する公式クライアントアプリ。これを入れるだけで社内LANへのVPN代わりとして機能します。